2017年5月24日水曜日

「好き」の魔法

こいのぼりを昨日やっとしまった、、、

くり坊、あと1カ月で3歳。

最近幼稚園のクラス替えがあり、今月から3歳から6歳児が通うクラスに行っている。

そのせいもあって、言葉の発達や運動能力、とにかく知恵のつき方が今までと比べものに
ならないほど早く、この1カ月で毎日毎日すごいものを見せてもらっている。


会話は相変わらず、私は日本語で話し、彼はドイツ語で返事をする。

たまーに片言の日本語単語が出てくるぐらいにはなったかな。


一番良く聞く日本語は「まま、しゅき(好き)」❤



先日、開いてる傘を無理やりドアから通そうとして、くり坊が壊すという事があった。

で、私は怒った。
怒って、何でそれがいけないかちゃんと聞かせようと呼び寄せたが、目も合わさず逃げて
行って、そのまましばらく一人で遊びだしてしまった。

それから15分ぐらい経ったころだろうか、洗濯物を畳んでいた私の足元に寄って来て
突然「ごめしゃい」 と謝ってきた。

ごめんなさいという日本語で。

私は驚いて「なんで謝るの?」って聞いたら

「僕、僕、悪い子(böse)」 返事はドイツ語。

「ごめしゃい、ごめしゃい、まま、しゅき」




んもーーーーー、許す!




1本しか持ってない傘壊されたけど、許す。

と、完全にほだされるいる私。

こんな小さいころから、こんな知恵がつくとはね。

嫌われることが怖いという恐怖心がもう芽生えていて、繋ぎ止めておこうとする言葉も
出てくる。

これって例えば、浮気した男が「許してよ、愛してるから」といって、ついつい許してしまう
女の心理と変わり無い?笑

そんなことないか?

語彙が少ないからこその、自己防衛? 浮気男とは違うか。


とにかく状況に応じて、この「しゅき」はどんな意味があるのか、考えるのも楽しくて。

ルバーブの巨大葉っぱで大興奮!



今日もなかなか寝付けない彼に、私がもう部屋を出ようとすると引き止められて

「なんで一人で寝るのがいやなの?怖いの?」と聞くと

「ううん、ちがう。。。。。。。まま、しゅき」といって、頬っぺたを顔にスリスリしてくる。

わかった、今日はもうこのまま君とねてしまおう、、、とそのまま2時間眠ってしまった。


これ、私にとってはかなり効果がある。

10の理由や言い訳を聞かされるより、たった一言の「しゅき」パワー。

好きって言ってればなんでも許されると思うな、、、、、、いや、許す!笑

今のところ、「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」とか、そういう言葉は言えないから
全部「ママしゅき」で代用してる。

こんなことも期間限定でしょうね。
いつかこの「しゅき」がなくなって、ちゃんとした言葉で色々説明ができるように
なっちゃた時に、私はものすごく寂しくなるような気がするな。

そんな時なんて、すぐにやってくる。涙
 

 母の日には、幼稚園で作ったんだというマフィンをもらった。
混ぜるのを手伝って、オーブンを見張ってたって。

私へのプレゼントなのに、幼稚園から自宅まで両手で大事そうに運んでいたっけ。
そして、半分自分で食べていたけど笑

永久保存したいぐらいの、うれしい贈り物だったな。





2017年5月9日火曜日

2歳児との里帰り記 後編


実は今回の里帰りで試みようと思ったのが、坊の保育園体験入学。

日本の子供達や日本語に少しでも多く触れる機会を作ってあげたいなと思い、
保育園事情をうっすらとしか知らない私は、1月ごろに直接保育園に電話をしたんだった。
 
 どこの保育園にもある一時預かりの枠に、一週間でもいいからちょこっと入れてもらえないかなー、というほのかな期待はバッサリと断ち切られたけど。

第一にそういう問い合わせは園ではなく、市役所にしなくてはいけないらしい。

市役所が入園希望者のリストを持っていて、もちろん入園は何百人待ちという現状。
一時預かりの枠でさえも空き待ちという感じで。

だけどそういう状況を改善すべく、この1年で家の近所にずいぶんと保育園が出来ていた。

それでもまだまだ待機児童がいるというのだから驚きだけど。

坊はもうすぐ3歳なので、次回の里帰りの時は幼稚園の体験入学を狙おうと思う。

狙うというより、何しろ坊の為にも、是が非でも行ってもらいたい。

と思ったのは今回の私と坊の距離感から感じたことで、やっぱり四六時中ずーっと
一緒なのはお互いの為よろしくない。

それとやっぱり、子供と遊んでいるときの生き生きとした姿を見ると、彼にはそういう時間が
毎日必要なんだなと改めて思った。

特に言葉の面では、子供同士の会話から真似して新しい言葉を覚えて、そして使って
いたのが感動的だった。

私には日本語で話しかけることなどまずないのに、子供には何とか日本語を話そうと努力して
していたし。

日本語を理解しているのは知ってたけど、ようやくアウトプットの回路が動きだしたかなという
感じ。

だから、毎日毎日日本の幼稚園に行ったらどうなるんだろうかと、それはそれで楽しみだな。

今年は秋にもう一度帰る予定なので、多分今月中にでも幼稚園に問い合わせをしてみよう
かなと思う。


そういえば今回、マーにパパ友が出来ていた。

近所の公園で知り合ったという、専業主夫の外国人で。

外国人同士だからか、変な気遣いはないと言って、休みの日にはほぼ毎日のように
遊びに行っていた。しかもアポなしで。

そこのお家は3人男の子がいて、くり坊君もよく遊んでもらったな。

私を差し置いて、パパ友ができただなんて、なんだか少し妬ける話だわ!

だけど、マーにも近所に友達が出来て、ホントに良かったな。


 そんなこんなで、あっという間の1か月の滞在で、あの日々はいったい何だったのかと
いうぐらい、生活のリズムも時間の流れも対照的な我が家に帰ってきました。

って、すでに何週間も前の事だけど。


全然関係ないけど、今回どーーーーしても気になって気になって仕方なかった
日本で耳にした新種の言葉をいくつか。

「抜け感」「こなれ感」

広告とか雑誌とかでよく目にしたんだけど。

きっと、あまりがっつりオシャレするんじゃなくて、意外なものとの組み合わせとか着方で
気を抜いた感じがかっこいい?という意味?

こなれ感は、すごいオシャレだけど、「私特に気を使ってるわけではないし、普段からこんな
感じですけど、何か?」っていうこなれた感じ?だよね。

もーーー、ダサすぎて笑った。

「こなれ感が素敵ですね」とか誰かにもし言われたら、私だったら顔真っ赤にしてダッシュで
逃げるな。

あー、恥ずかしい。

こういう感覚を言葉にするなっつの。笑

あと、フワンス。フンワリブラウスの略。

スカンツ。スカートパンツの略。

もーーーー、やめてくれー。こそばゆい。


ニッポン摩訶不思議発見だったわ。

2017年5月6日土曜日

二歳児との東京での日々



日本でのことを。

今回の里帰りで、やはり一番大変だったのはもうすぐ3歳になる坊やんとの日々。

まず飛行機は、「一度寝たらなかなか起きない」体質を利用して、夜出発の便で
朝まで眠ってくれることを願ったけどダメだった。

ソウル乗換の乗継便で行ったんだけど、12時間のフライトのうち寝たのは最後の2,3時間。

もうこの歳なので、モニターで映画を見たり、ゲームをしたりで時間はつぶせるようになったけど
それに集中してしまい、寝る時間を逃し、結局眠いのに寝れないで可哀想だった。

もちろん私たちもほぼ一睡もできず、仁川で乗換えて成田、そしてバスで自宅近くまで、
何時間の道のりだったんだろう。

帰国した翌日は、昼間の2時まで3人とも爆睡だった。

日本からの帰りは朝の便で、こちらはすごく良かった。
5,6時間は眠ってくれたかな。それでも十分。

それとアシアナ航空、スッチーさんはそんなに良くなかったけど、ご飯がとてもおいしくて
満足。

去年はJALで帰って、機内食がスープストックトーキョーのミネストローネや飯島直美さん
プロデュースのおでん定食が出て、「さっすがーーーー」と思ったものだけど、それを
優に超えてしまった、アシアナの機内食。

私もマーも韓国料理大好きだから、大絶賛でした。

乗継便で行くなら、次回もアシアナを利用したいな。ご飯目当てで 笑


で、東京の実家にて。


到着して、2日後に買いにいったのが自転車。

去年はまだエルゴでおんぶしながら自転車でどこまでも行っていたけど、さすがに今年は
重すぎでできないので、着いたらすぐに買いに行こうと思っていた。

そして、近所のリサイクル屋さんに出向くと、たまたま一台だけ、後ろに子供の座席も
ついてる、まさしくママと子供の為のママチャリが売り出されていて。

それがなんと15000円。ブリジストンの。

即決で購入しました。

なんでそんなに安いのか。

聞くと今は電動アシスト自転車がスタンダードな時代で、それ以外の需要というのがとても
少ないらしい。
だから、安くしないと売れないということだった。

日本の、というか東京の(?)電アシ率は本当にすごい。

多分9割以上の小さな子供を持つママさんは、みんなアレに乗ってる。

公園とか行くと、ずらーーーーーーと似たような自転車が並んでいて、さすが日本と思った。

みんなが乗ってれば、みんな欲しくなるもんなんだろうね。

逆に電ナシでも前後に子供乗せて、立こぎしてるママさんとか見つける事は、今の時代は
もう不可能。

昔は当たり前だったけどね。

で、昭和のおばちゃん(私)は「ちっ、なんだよ楽しやがって」なんて、電アシママにスイスイ
抜かされるたびに心の中で毒づいているんだけど、きっと東京に住んで子育てしてたら
「買ってー」って言ってるよねと、マーに言われた。

さすが、分かっていらしゃる! 笑

ま、でも15000円の中古のママチャリは大活用で、本当に買って良かった。

という話。。。

 その自転車を買った日に、もう一軒リサイクル屋さんに行って、(うちの近所リサイクルショップありすぎ) 坊の三輪車やらトイレやらなんやら色々買った。

すごいよねー、東京って。
欲しいモノがなんでもその日に手に入る。

この便利さに飼いならされてる感じがすごくイヤイヤと思うと同時に、直ちに物欲が満たされる
ストレスの無さといったら!

魔法の一種、麻薬の一種だなこれは。

期間限定だからこそ楽しめる爽快感ということで、その後財布の紐は限りなくユルユルに。

色々手元にそろって、坊との1カ月が始まったわけです。

毎日の日課は、午前中は散歩に出かけ、近所のお砂場で遊んで、お昼ごはん、そして昼寝。

起きたらまた公園に行ったり、お庭で水遊びしたりして、夕飯、遅くても9時までには
寝ていました。

近所の児童館にも何度か出向いたな。

だいたい10時ぐらいからママさんと子供達が集まって、一緒に踊ったり、ゲームをしたり
おもちゃで遊ぶ会みたいなのが、近所のあちこちで開催されていた。

雨の日などは、そういう所を活用したり。

まあ案の定、そういう所で私は浮き浮き浮きまくりで、なんだけどその違和感をこっそりと
楽しんでいました。

昼間の間友達に会いに出かけたのは、たったの3回。

一度昼寝をさせずに電車に乗って友達に会いに行ったけど大変な思いをしたので、 もう懲り懲り。

電車に小さな子を乗せるのが悪いのかと思ってしまうぐらい(悪いんだろうね)、東京の交通機関は
子連れにあまりよろしくない。

子育てを経験したおばさんや、孫がいそうなおじいちゃんとかからは、席を譲ってもらったり
声をかけてくれたりしたけど、だいたいあんまりいい思いはしなかったかな。

みんな忙しくて、余裕がないんだろうな。

ドイツでは、電車移動でもなんでも、「子連れで良かったー」と思うくらい、とにかく子連れには
必要以上に周りの理解と気遣いがある。

そういう面では、ドイツの今住んでる所で子育てが出来て本当に良かったなーと思い、
そして「早くドイツに帰りたい」、そんなことを思うのも、なんとなく冷ややかで無機質な電車での
時間を過ごした時だった。

後半に続く