2017年2月23日木曜日

癒しの庭仕事


2月も後半。

凍りついた日々も終わりに近づき、春はもうすぐそこまで。

昨日、今日は10℃ぐらいでとても暖かく、小雨が降る中待ち切れず今年初の庭仕事。




毎週水曜日、くり坊くんは義両親がお迎えに行って、そのまま寝る直前まで帰ってこないので
朝幼稚園に送りに行ってからは、丸1日フリータイム。

こういう時、実家が近いとありがたい。

昨日は午前中からバリバリ働くぞと、張り切って庭に向かうと。。。

            


薪が見事に崩れておった。マーが積んだ薪。

こういう二度手間仕事、大嫌いーーー。

雨が降りそうだったので放置も出来ず、また崩して、積みなおして。

1時間はかかったわ。



気を取りなおして、庭仕事。

掃き掃除して、農機具の手入れをして、土を作ったり、新しい花壇を作ったり。

あっという間に夜になっちゃった。

体いっぱい動かして、いい汗かいて、ご飯美味しくて、夜はグッスリ。
腰が痛くて靴下立って履けないけど 笑

大嫌いな二月の、鬱鬱した気分もスッキリ晴れた。

庭仕事は癒しでもあり、心も体もキリッと整う感じ。

私の新年度は3月から、ということで

鳥さんと共に、活動時期に入ります。

2017年2月18日土曜日

奇跡再び


バカ、バカ、バカ、私。

本当に、自分が自分で嫌になる。


電車に乗ってライプツィヒに出かける用事があった木曜の朝。

家を出て1時間以内に起こったことを。

9:00 くり坊くんをバギーに乗せて、自宅を出発。
駅まで20分の道のりを歩いてゆくつもりが、間に合わなさそうだったので、
ちょうど通りかかったバスに乗り、駅にむかう。

9:15 駅に到着。終着駅なので全員降りて、私が最後の乗客だった。
そして、バスから降り10秒後ぐらいに背中が妙に軽いことに気づく。

「リュックがない!!!」 

まさかのリュックまるごと置き忘れ。 冒頭のバカバカの所以。

バスの方を振り返るも、時すでに遅し。


 あと5秒早く気づいてたら間に合ったのに、追いかけるも虚しく、バスは去って行った。


そうだ、電話だ!

でも、電話リュックの中だった。チーン

財布だってもちろん。

終了~~~。

唯一、家の鍵と乗ってきたバスの切符はポッケの中に入っていたので、とりあえず実家に
行こうと、丁度停まっていた発車寸前のバスに飛び乗った。

切符が1時間有効というのが救いだった。

バスの車内で、本当に泣きそうになった。
悔しさと自分のバカさ加減を、言葉にして叫びたかった。

どうしよ、どうしよ、どうしよ。

くり坊君はそんな母を他所に

「電車乗らないの?」
「電車乗りたいよ」

と、訴えかけてくる。

そりゃそうよ。

昨日の夜から、これから向かうはずだった子供の集まりで歌う歌の練習もして、楽しみに
してたのに。

行きのバスでも歌っていたのに。

「ごめんね」しか言えなかった。

ママバカだよね、バカだよねと言って、坊の膝の上に顔を埋めた。

9:35 実家に到着。こんな日に限って義理両親揃って外出中。

9:40  在宅勤務をしている友人のところに駆け込む。事情を説明したら有無も言わず
バス会社に電話してくれる。

しかし、リュックが置き去りにされているであろうバスは、今も街を巡回中で、事務所には
まだ届いていないとのことだった。

12時にもう一度電話してくれといわれるが、彼女が気を効かせて、自宅の電話番号を相手に
伝えてくれ、見つかったら一報入れるように頼んでくれた。

あとは、天にお任せするしかない。

最悪リュックごと誰かに持ちさられたら、戻ってくる望みなどない。

財布にはもちろん、大事なものがもれなく入っている。

それが無くなったら、、、悪用されたら、、、再発行の手間。。。。

震えた。血の気が引いた。

しかし、そこにいても事態は何も変わらないので、家に帰ろうとしたその時、電話が鳴った。

リュック、あったって!!!!

なにこの早すぎる展開!
しかももう事務所に届いているとのこと。

「次の電車間に合う?だったら取りに行っちゃおう!」


ここでもめっちゃ気が効く友人が、仕事そっちのけで車を出してくれて、バス会社にリュックを
取りに行き、その足で駅まで送ってもらった。

10:15 事件発生から1時間後、今度はちゃんと背中にリュックの重みを感じながら
駅の前に立っていた私とクリ坊。

何事もなかったかのように、1時間遅れの電車に乗って無事目的地へと向かったのでした。


これねー、実はドイツで一度やったことがあるんです。(その時の記事

その時は財布だけベンチに置き忘れたんだけど、運よく拾われ、30分後には手元に戻り。

落とし物や忘れ物は良くするんです。(自慢じゃないけど。。。)

だけど、いつもちゃんと戻ってくるから、その出来事が痛手にならず、気が抜けてしまう。


1年ぐらい前には、空港で手荷物のリュックを置き忘れ、坊のオムツを換えようとトイレに
行った時に思いだして。

その間10分ぐらい。

運よく同じ場所に置いてあったけど。

こんな話きりがないのです。

しんどい。。。


今回のこと、考えてみたら私の不手際にそぐわない位、神対応してくれた周りの方々のお陰。

時間帯も午前中で、バスの乗客の9割は病院や買い物へ行くお年寄りだったこと。
誠実なご老人が、すぐさま運転手さんに渡してくれたんでしょうね。

その運転手さんは、多分仕事が終わり営業所に向かい、たまたますぐに事務所に届けられた。
じゃないとこんな早くに届くはずがない。

そしてなんといっても、やりとりしてくれた友人。

私が電話するべきだったんだけど、なんといっても彼女も大焦りで、何から何まで
取り仕切ってくれた。

私はといえば、リュック置いてきただけで、なにもしてないよ。。。

はぁ、不甲斐ない。

この御恩はどこかで返さなければ。


しかし、世の中いい人がいるものです。

と、そこに甘んじるからいけないんだな。

今度こそ、この落とし物の運は使い果たしたと思い、気を張って生活するよう、
こころがけましょう。


2017年2月13日月曜日

泥棒の目印



先日マーが玄関の柱の裏側にある、奇妙な落書きを見つけた。

小さいけどペンでしっかりと書かれていて、こすっても落ちない。

もしかしたら泥棒がつけた目印かもしれないといって、このサインの意味をネットで調べ出した。

そんなんで意味がわかったら、秘密のサインの意味がないじゃないかと思ったりしたけど
とりあえず調べてみた。

ドイツではGaunerzinkenと呼ばれるこの手のサインは、古くは中世から使われているものも
あるらしく、泥棒たちが仲間たちに標的になる家の情報をいち早く伝える秘密の暗号だ。


ポストや玄関先のランプや庭の柵などに書かれていることが多く、その意味合いも様々。

例えば

猛犬がいる
独身女性の家
老人の家
空き家
貧乏な家
仕掛け済
男がいない家

などなど

結局うちに書かれたサインは見つけられなかったけど、見た感じ数字が組み合わさってる点など
なんとも気味の悪く、数日間気が気じゃなかった。

うちは平日中三日は坊と二人っきりだし。

結局近所に住む知り合いの警察管に相談したところ、この町での泥棒被害は実に多いのだけど
こういう類のサインはここでは使われてないとのこと。

それでちょっとは安心できたのだけど。

別の日に、義母に訪ねたところ、「多分業者が測定したときにつけたマークよ」と一言。

そういえばもうすぐ家を取り囲む柵の修復工事が始まるんだけど、それにしてもこのマークは
工事とは全然関係ないところだし。

でも、測定したとすればその業者しか考えられない。

そんなことより、たとえ柱の裏だとしても、あんなにハッキリと油性のペンで印をつけるか?

工事が始まれば明らかになるけど、今のところ泥棒に目を付けられてはいないようで良かった。



日本でも、悪徳訪問業者とかがこういうマーキングをしているらしいよ。

表札とかに変な線とか書いてあったら、要注意。





2017年2月8日水曜日

幼児アトピーの自然療法@ドイツ(治療編)


アトピー界(?)での定説

「帝王切開で出産した子供は、普通分娩で生まれた子供よりもアレルギー疾患にかかりやすい」

というのがあります。

「かかりやすい」と言うだけの話で、全く平気な子もいるでしょう。


アレルギーが出るということは、免疫の働きが完全でないことを意味します。

免疫機能の働きに大いに関係あるのが、腸内細菌。

この細菌というのは、無菌状態の母親の中から出てくる時に、産道を通して赤ちゃん自身に
受け継がれ定着すると言われています。

しかし、産道を通らず生まれた子供は、この細菌を受け取っていないということになります。

それがどうアレルギーと関係があるのか、興味のある方はご自分で調べて頂くとし。。。。

帝王切開で生まれてきた坊のアトピーにも、その細菌云々が原因の一つであると思った
私達。

とにかくその「腸内環境」を重きにおいて、様々な病気の治療を試みているドクターというのが
たまたま近くの街のライプツィヒに診療所をお持ちとのことで、予約を取りつけて
行ってみたのです。

こちらの先生は、とにかく丁寧に診察して下さった。

予約を入れた時点で、自分の身体検査でもするのかというぐらい、自分や家族の病歴、
健康状態を問うアンケート書類が送られてきて、診察当日はそれを元にして、とても細やか
な問診から始まったのでした。

そこの先生はホメオパシーも扱う方だったけど、私は使いたくないとの意思を伝えており
処方されたのは「Bactoflor」 という、腸内細菌のバランスを整える補助食品でした。

食事や飲み物に加えて取り入れる簡単なものですが、効果を信じてこの治療方を試して
みることに。
 
ちなみにドイツでは、帝王切開出産で生まれてきた子供に対し、直ちに腸内環境に有効な
バクテリアを与えてくれる病院もあるらしいです。

それほど、母親から受け継がれる細菌というのは、その後の健康も左右するぐらい重要なもの
なんですね。

もっと高度な治療法では、バランスの良い腸内細菌を持ってる人の便を元に
どうにかこうにかして作ったカプセルをアレルギー患者の腸に注入し、腸内フローラの
バランスを健康なそれに近づけるというのもあるらしく、とても有効なんだとか。

まだまだ一般的ではないけど、研究が進み薬が一般的に出回るようになったりする日が
来るのだろうか、うんちこりんカプセル(笑)

腸がいかに体の中で重要な臓器なのか知れば知るほど、この治療法には可能性を感じますが。


さて

その後、最初に見てもらったのが4月ぐらいで、それから毎日バクテリアを与え続けること
2ヶ月。

それだけが功を奏したとは言い難いですが、でももしそうだったらこれは本当にすごいことだし
こんなに画期的で簡単な治療法だったら、もっと世に広めるべきだと思います。

とにかく、湿疹は日を追うごとに、確実に減ってゆきました。

ジュクジュクした湿疹もだいぶ治まってきたので、軟膏を中止し、痒がったら紅茶ガーゼで
冷やしてあげる、やることと言ったらそれぐらい。

夏になってからは、外の雑菌に触れさせるチャンスとばかりに、天気のいい日は常に丸裸で庭で
遊ばせ、土や芝生の上で日光浴。

汗をかいたら、雨水で洗い流しました。

そして1歳の誕生日の直後、夏休みに2ヶ月ほどキャンピングカーで旅に出ました。

アトピーの治療も兼ねて、最初の2週間は海で過ごす、それも計画の内でした。

移動を続けながらも、ポーランド沿いのバルト海で毎日のように海水浴をし、浜辺て遊んで
いたら、湿疹もみるみるうちに引いてゆきました。

海水ときれいな空気、適度な日光浴がよく効いたんだと思います。

こんな小さな子供にも備わる自然治癒力に、圧倒されました。

旅から帰ってきたころには、貨幣状湿疹の跡はうっすらあったけど、掻きむしる様な湿疹は
全部消えていて、アトピーのことなどすっかり忘れていたほどです。

冬になったらまたぶり返すのかとも思ったけど、肌が乾燥気味なだけで、湿疹は一切見られず。

ひと冬越し、2歳になり、またひと冬越し現在に至るわけですが、アトピーは本当にどこかに
行ってしまいました。

バクテリアは症状が良くなったので3か月程で切り上げたけど、今でも口にする物だけは
気を付けています。

幸い、特定の食べ物にアレルギー反応が出ることもないので、肉、野菜、魚、何でも食べてます。
卵も乳製品もバランスよく取り入れています。

与えていないのは、砂糖ぐらい。(だから痩せているんだと良く言われます)

特に市販のお菓子とかチョコレートなんかは、白砂糖の山なので、腸内環境を健やかに
保つために一切与えてません。

あと、幼稚園で毎日出されるジュースとか給食にも、お砂糖や添加物は入っているので
飲み物とお弁当は持参です。

人のお家に行ったり、外食する時はみんなと同じものを食べますが、せめて3歳になるまでは
なるべく無糖、無添加に拘りたいと思ってます。

食育は親の務めだし、三つ子の魂百までというなら、三歳までに作り上げる体や、あと味覚
なんかも大事だと自分は思っているので。



原因を特定できないアトピーは、ホントに一筋縄ではいかない厄介な病気です。

私が息子にしたことも、万人に効くとは限らないし、効いたとしても治りの具合やスピードも
人それぞれ。

相談を受けたドイツの友人にも、これが絶対にいいからとは、言いきれません。

ただ、ステロイドが効かなくなってしまった子はやはり、一旦は大変な思いをするかもしれないけど
抜いたほうが今後の為だとは言っておきました。


私自身、もしまた坊にアトピーが出ても、もしくは私に出たとしても、怖くはありません。
むしろ体から何かしらのサインだと思い、真摯に受け止めます。

自然治癒の力を信じ、それが誰にでも備わっていると知っていることほど、心強いものは
ありません。

ということで、これは持論にすぎませんが、行きつくところ必要なのは、経過を見守る時間と辛抱、そして時には余計な事を何もしない勇気といったところでしょうか。

2017年2月7日火曜日

幼児アトピーの自然治療@ドイツ(原因編)


偶然が重なっているのか、はたまた冬の乾燥する時期だからか知らないけど、今年に
入って少なくとも3人の友人から「子供がアトピーになった」という話を聞かされています。

しかも皆3歳を少し超えたぐらいの子供たちで、今までは何ともなかったのにという子までいる。

実はうちの坊も、生後5か月の時にアトピーが発症し、今では何ともないんだけど
あの時の症状を知っている友人達から、何か良いアドバイスはないかと最近よく連絡が
来ています。


前々からずっと書こうと思っていたので、これを機にドイツのアトピー治療と我が家の治療方に
ついて書いてみようと思います。

前置きとして、

私自身にも軽度のアトピーがあり、たまーに出てくる湿疹などに、効き目が弱いステロイド薬で
数十年間症状を抑えて来ました。

思い返せば子供のころからです。

ドイツに移住を決めた事を機に、脱ステロイドを決行。

軽度だったはずなのに、薬を止めたとたん全身壮絶なリバウンド症状に見舞われ、社会生活が
困難になりながらも、1年半ぐらいで何とか克服。

あれから10年以上経ちますが、その後ステロイド剤は一切使用せず。

今はしつこく指湿疹が時々出てくるだけで、それもきっとアトピーの症状なのでしょうが
気にしたりしなかったりで過ごしています。

皮膚疾患に使われるステロイド剤については、散々な目にも遭ってきたけど、結局
コントロールできていなかった自分が悪かっただけで(あと医者も)、必要ならば薬での治療も
短期的には必要だと思ってます。

ここからは坊の話。

彼が生まれて5か月、冬の入り口の差し掛かったころに、背中にポツンと湿疹ができ、
それが全身に広がるまで大して時間はかからなかった。

私はそれまでアトピーの症状が出てこなかった事のほうが不思議だったので、
「ほう、今来たか」と、けっこう冷静な感じで発病を認識しました。

症状としては、背中が湿疹で膿が出てグチュグチュ。
二の腕部分も、小判上の湿疹が多数できていて、アトピー特有の関節の内側や首の湿疹、
耳切れ、乳首までもがただれて、浸出液が常に出てる感じ。

なので着ている服はすぐにベチャベチャになり、なぜか痒がって泣き叫ぶということは余り
なかったのだけど、夜は仰向けになって寝ると背中を布団で擦りはじめ、翌日血の海に
なるので、3か月間ぐらいの間は、自分の胸の上でうつぶせになって寝てもらいました。

今考えると、けっこう大変な時期だったなぁ。

さすがにステロイドの文字が頭に過る時もありました。
 一旦薬で綺麗にしてあげて、それから食事やなんやらで調整してゆこうかと。

でも、この時期まだ母乳しか飲んでなくて、離乳食も怖くて始められなかった。
あと、0歳でもうステロイドを使うということが、何とも恐ろしかった。


こっちのアトピー治療も、とりあえずステロイドから始まるのは聞いていたので、普通の皮膚科の
門は叩かず。

病院に行かないことにも勇気が要ったけど、自分がした時と同じようにとにかく自然に
治るのを信じて見守ることに徹しました。


ドイツには所謂「代替治療」なるものも多く存在しています。

ホメオパシーを始め、民間レベルでの自然療法というのも、とても身近な存在です。

私が住む町にも、自然療法士の診療所がいくつかあります。

ホメオパスのところも、勧められて行ってみました。

だけど、私自身ホメオパシーとの相性が悪いので、結局無駄足だった。
詳細は端折るけど、もうああいうところには2度と行くまいという、酷い体験をしたな。

なかなか良くならない状態が続いたけど、ずーっと続けていたことは以下の4点。

紅茶ガーゼ
モクタール入りの亜鉛華軟膏
塩入浴
イソジン消毒

紅茶ガーゼは、濃いめの紅茶を浸したガーゼを湿疹部分に当てて、パックする方法。
これをやると痒みもおさまり、気持ちよさそうに眠ってしまう程でした。

膿が出てしまってる時は、とびひ防止の為にイソジンの濃縮液で消毒。

その後、モクタール入りの亜鉛華軟膏をジクジクしてるところだけに塗ったり。

モクタールはドイツで「teer」。薬局で買えます。ちなみにすごい臭いです。
亜鉛華軟膏は日本の漢方薬局で購入。
 
浴槽に浸かる入浴は週に1回。
それは今でも変わらずですが、皮脂を守るために石鹸やシャンプーを使わない。
湿疹がひどがった時は、お風呂に塩を入れて入浴してました。


本も色々読みました。

アトピーは原因も症状も人それぞれで、完治する方法というのも確立していません。

ただ、私には確信できることが一つあって、それはアトピーというのは皮膚疾患ではなく
腸内環境のバランスの悪さが原因で、結果皮膚に出てくる病気だということです。

皮膚に薬を塗るという行為は、その場しのぎの対処法にしかならず、根本的な原因を
突き詰めてゆくと、結局のところ内側を見つめなおすしかないんです。

これが自分の治療を経て見出した答えなので、手にする本は食事療法だったり
自然療法に関する本が多かったです。


そして、アトピーと実はとても関係が深い腸内環境や腸内フローラという文字を意識していた
この時期、ちょうど義母もそれに関する本を読んでいて、その本に紹介されていた ドクターの
門を叩くことになったのでした。

治療編に続く

2017年2月5日日曜日

ドイツで手作り米麹(決定版!)


前回に引き続き麹ネタです。

けっこうな頻度で作ったというのもあり、あの成功の感覚が頭の中にあるうちに。

今までで一番うまく醸せた米麹の作り方を、改めてわたくしのマシンと共にご紹介します。

以前にも作り方を乗せたことがあるけど、これがベストオブベストということで
訂正箇所もございます(笑


まず、作りたい味噌の量から、作る米麹の量を割り出すのには
ここのサイトの自動計算システムを利用させてもらってます。


米麹約1kgの作り方


生米を850g、 すすぐ程度に洗ったらたっぷりの水に一晩浸ける。(冬場は10時間)
米をザルにあげて、2、3時間かけてしっかり水を切る。(途中で掻きまわして、ムラなく)

水切りが終わった米全体を、1粒が半分になるぐらい麺棒などで砕く。
(私は深めのオーブントレイに米を広げ、その上から麺棒を転がして米をつぶしてます)

米を蒸す

圧力なべにカップ2杯の水を入れる。
濡らして固く絞ったさらしに米を包み、蒸し器の上に乗せて蒸す。圧が掛かったら弱火にして10分、その後は火を消して自然に圧が抜けるまで待つ。

蒸し上がった米は、芯が残らず、かつ固め。グミのような固さ。

米を蒸してる間に、次の作業工程で必要な物はすべて準備しておく。
種切りするトレイや、保温する場所や温度もちゃんとちゃんと作り込んでおく。


種切り

蒸し上がった米をオーブントレイに広げ、冷ましながら手で米を擦りこみ、揉み込み。
最初少しベタつく感じが、段々パラパラした感じになってくる。

そして米の温度が36℃になったところで、茶こしで万遍なく麹菌を振りかけ、菌が全体に
きちんと行きわたるように手で擦り込む。米が熱すぎると菌が死にます。

麹菌は麹1kgの出来高なら、私は5g使います。素人なので多めに。

引き込み(麹室に米を収める)

濡らして固く絞ったさらしに素早く米を包み、保温場所に収める。
 保温場所は、30℃~32℃、湿度は60%ぐらいを56時間保てるところ。

引き込みから15時間後に、米を容器に収めたままでよいので、軽くかき混ぜてあげる。
(10時間後ぐらいでもいいけど、菌糸の伸びを良くするために18時間ぐらい長く待ってもいいらしい。
 私は間をとって15時間。)

手入れ

引き込みから24時間後には、米をトレイに全部出して、米の温度が下がらないように、
手でシャッフル。30秒ぐらい息を吸わせてあげるように。

そして、素早くまた保温場所に戻す。

最初の手入れから24時間後 、もう一度手入れをする。
この時点では米が白いフワフワ菌糸で覆われてるのが見れる。
米の温度が若干あがってるはず。




もう一度保温場所に戻し、6~8時間保温後、菌が全体に行き渡っているのが確認できたら
トレイに米を出して適当にほぐし、上から布をかぶせて15℃ぐらいの室内で1日乾燥させる。

出来上がった麹は、冷蔵なら3週間保存が効くらしいけど、なるべく早く使いきりましょう。


ポイント

保温する場所は、空気が遮らないようにすること。
だけど、乾燥も大敵なので、適度な湿度も保てるように。

手入れをするのは2回ですが、1日2回ぐらい様子見も兼ねて米の温度を計ってあげる。

特に2回目の手入れ後は米の温度が上がってゆくので、40℃を上回らないために
工夫が必要。40℃以上の状態が30分続くと菌は死んでしまうそうです。



 失敗例

今までいろんな方法で麹を作ってきました。

段ボールに断熱材を張って麹室をつくり、お湯で保温する。
 →温度を調節するのがやはり難しくて、保温しきれず失敗

オーブンの中をランプと予備のお湯ボトルで温め、麹室として利用。
  → 空気を入れる為にドアを少し開けておくと、やはり温度が下がってしまい失敗。

我が家の暖炉上の洞穴
 → 乾燥するのがとても早くて、コメがカラッカラに干からびていた。

ヨーグルトマシーン
 →これも空気の問題で失敗。日本であるものを手に入れれば解決しそう。


温度、湿度、空気。

この三つが麹室の中で安定した状態でないと、失敗するか、出来ても仕上りがイマイチ。



しかし、それらを完全にコントロールしてくれている我が家のマシーンがこちら。

 「Einkochautomat」と呼ばれるものです。
  直径37cm、庫内の高さは30cmほどあります。



ドイツでは主に瓶詰の保存食やジャムなどの煮沸殺菌と脱気の為に使ったり、あとは
大量の温かい飲み物を保温する時などに使います。
クリスマス時期のグリューワインの販売所とかでよく見かけるやつ。

最高100℃までの液体を、1℃1分単位で無限に保温できる優れものです。

温度調整はつまみでちょちょいと、液体の温度もデジタル表示でとてもわかりやすい。

我が家は保存食もジャムもつくるし、しかも麹も納豆もこれにお任せなので、一台何役なのか
というぐらい、使用頻度の高いマシンです。


このマシンでの麹の作り方。

行きついたところがこれです。

 

まず、液体を温めておく機械なので、温度センサーがしっかりかぶる5cmぐらいのところまで
水を入れます。
(温度感知のセンサーが水に浸かってないといけないため)

米の容器と水面は触れてはいけないので、今まではビンとお皿で底上げの土台を作って
その上に容器を置いていたんだけど、どうも空気の回りがいまいちだった。

 そこで、改良を加えたのが上の写真なんだけども、雑貨屋さんで売っていたワイヤーメッシュの
屑籠をそのまま入れて、その中に蒸篭を収める。

2段にする時は、網目に棒を渡してさらなる土台を作り、その上にもう一段。
互いの容器の隙間もこれで確保でき、空気の循環も良くなる。


保温中は若干の蒸気が常に上がっていて蓋に水滴がつくので、厚手のバスタオルをふたに
巻き付け水が落ちるのを防ぎます。

このタオルはけっこうビチョビチョになるので、1日2回取り替えます。

そして一番重要な温度管理。

水温を38~39度に保つと、庫内の温度が32度に保てます。
蓋を少し開けておいても、32度ぐらいです。

湿度は60%よりもけっこう上回る感じでありそうだけど、今のところここでの麹が一番
うまく行ってるので、問題はないんだと思います。

蒸篭で作ったのはこの冬が初めてだったんだけど、やはり陶器やガラスの容器と違い
菌の回り方もとても良い。

仕上がりのころには、蒸篭自体にもびっしり菌が纏わりついています。

というわけで、我が家のベストな麹室のご紹介でしたー。

一度に2キロの麹が仕込めておすすめ❤