2014年5月31日土曜日

泥棒のチャレンジ精神


まずは、一昨日の祝日にやったイベントのこと。

とある廃墟を改造したコミュニティーセンターで、ガーデナーたちが自分で育てた野菜や
花の苗を交換しあうという内容で、地元のおばちゃんガーデナーでけっこう賑わいを見せて
いました。

私的にはもうちょっと面白い植物が手に入るかなーとおもったんだけど、パプリカとかズッキーニ
とか、けっこうみんな無難な苗を持ち込んでいたので、そこまでの収穫はなかったかな。
タバコの葉っぱが唯一の変り種。

意外にも私が持ち込んだ日本のきゅうりやキャベツがあっという間になくなったので、来年は
日本の苗の販売会でもしてみようかしら、なんて考えてみたり。。。

このイベントには養蜂家に講演をお願いしており、蜂蜜の販売もしてもらったんだけど
てっきり養蜂のプロのおじさんが来ると思いきや、なんとこの道4年だという18歳の若者が
やってきて、みんなびっくりしていた。

親譲りの職業だとは言え、14歳から養蜂家として働いているなんて、なかなか素敵な話。
プレゼンも立派なものでした。

で、で

本題の泥棒がどう関係してくるのかという話なんだけど、もう開いた口がふさがらないとは
こういうことだという物騒なお話です。

このイベントを行う前日に準備しようと建物の中に入ってゆくと、なんと泥棒が入った形跡が
ありまして、、、、

話は遡り1ヶ月ぐらい前。

友達の車が車上荒らしにあって、このイベントをやった建物の鍵が盗まれるという事件が
ありました。

彼はその事件があった翌日にスウェーデンまで雪山登りに行く予定だったので、車の中に
けっこう高額な雪山仕様の登山用品やらを一式詰め込んでいたんだけど、出発しようと
思ったら車内が目茶目茶に荒らされていて、いろんな物が盗まれるという大災難。

で、その車内にあった元廃墟イベントスペースの鍵。
丁寧にもその住所が書いてあるキーホルダーがぶら下がっており、地元の人なら一発で
場所が分かってしまう。

顔面蒼白でその場所に向かうと、案の定中に入られていたわけで。

幸運なことに、時間がなかったのか何かで泥棒たちの盗みは失敗に終わり、盗もうとしていた
音響セットなどが1階の入り口に放置されていただけでした。

そしてその日の内に鍵を付け替え、事なきを得たと思っていたんだけど。。。

で、水曜日の話に戻るわけです。

建物の中に入ってゆくと、なんとその隣にあるもうひとつの廃墟から、こちらの側の家に
大きな穴が掘られて貫通していて、この前盗みに失敗したあのオーディオ機器をまた盗もうと
試みた形跡発見!

しかし若干穴が小さくて、今回も運び出せずに穴の前に放置してあったと言う。。。

バカだよねー

もう一度同じ家に入り込むなんて腹立つけど、そのチャレンジ精神はある意味すごいなーと。
よっぽどその機材がほしいのか。そんなに大したものではないんだけどな。

そんなこんなで迎えたイベント当日にも、先週この街で車上荒らしにあったという知り合いが
来ていたり、何といっても最初に書いた雪山用品を根こそぎ持ってかれた彼のお兄さんの
車も、先週別の町で車の窓を割られ、デジカメを盗まれたらしい。

彼はバイオリン弾きで、トランクの中には時価何百万という高額なバイオリンがあったらしく
それは手つかずだったので良かったけど、盗まれていたらと思うとゾッとする。

そんなものをトランクに入れておくのもどうかと思うけどね。

まー、何かと物騒な世の中です。

実のところここ1年うちの近所ではこういう事が後を絶えなくて、小さい盗みから大きな所では
駅の券売機や銀行のATMが盗み目当てで爆破されたりと、さらーっと書いてるけど
あんまり治安の良い町ではないことを物語っています。

というのも、最近近所ですごーく簡単に手に入る危ない薬が出回っていて、それ関連で盗み
などの事件なども頻発しているそうで。

薬物中毒の人は、是が非でも薬を手に入れる為のお金欲しさに、どんな小さなものでも
盗みます。

ボンネットに放置してあるサングラスとかボールペンとか、それだけの為にガラスを割って
盗んだりする。

皮肉な話、身近でこういう事が起きないと、自分への注意も散漫になってしまうものです。

私も1度車が丸ごと誘拐されて、痛い目にあったことがあるけど、何年かすれば忘れてしまう
もの。

だけど、こういうことはどこの国にいても、誰の上にでも起こる事だということを、もう一度
肝に銘じておこうという出来事でした。

みなさんもご用心を!!!

2014年5月28日水曜日

畑三昧の日々


夏日から一転、雨降りの日々が続いています。

最近お腹がもう破裂しそうなくらいパンパンで、胃と肺が圧迫されて息苦しくて
歩くのもきつい日には、杖をついたおじいさんに追い越されたりしています。

テキパキと動けない歯がゆさはあるけど、あと1ヶ月は亀並のスピードでゆっくり生きて
行こうと思います。

相変わらず日課である畑仕事はやることいっぱいあるけど、運動不足の解消と体力づくりに
一役買い、ついでに収穫というご褒美もついてくるので、畑サマサマです。



丸くなってゆくレタス。ニンジンとのコラボ。

3種類のジャガイモ。あっという間に大きくなった。

今週の収穫第一位はイチゴ。鳥との争奪戦になる前にネット掛けなきゃ。

昨日の夜ご飯。


明日は私が言いだしっぺで企画した、苗の交換会というイベントがあります。

自分で育てた野菜や花の苗を他のガーデナーと交換したり、あとはジャムやピクルスなど
手作りの保存食と交換することもできます。

様子はまた後日。

いっぱい人が来てくれたらいいなー。


2014年5月19日月曜日

庭産ルバーブのコンポート


ルバーブは日本でも馴染みがあるのでしょうか?

少なくとも私は知らなかったし、日本では食べたことがない植物。




ふきのとうのような植物で、葉っぱは大きく茂りますが毒性があって食べる事ができなく
茎の部分を食べます。

初めて食べたのは旅の途中、シベリアで自生していたもの。
今調べたら、ルバーブはシベリア原産らしい。

ドイツ人にとってはコンポートでお馴染みらしく、その時マーが作ってくれたものを食べたけど、
初めての食感、味にあまりいい思い出がありませんでした。

ドイツに住むようになり、よくオマが食後のデザートで作るんだけど、なんかイマイチ
好きになれず。

ところが今年、庭のルバーブが豊作で、消費しなきゃと思い自分でも色々作り始めたら、
なんだかこの美味しさがだんだん分かるようになってきてしまった。

ルバーブは酸っぱいので、砂糖をけっこう入れて料理します。

今までは私でも食べられるようにと、ジャムにしたりパウンドケーキに入れたりしてたけど
今はまっているのは、あの苦手だったコンポート。

この食べ方が実は一番簡単で、一番おいしいのではないかと。


これがルバーブの茎。

ということで誰でも作れる簡単ルバーブコンポート。

ルバーブ 500g
砂糖   100g 
水    250ml

これを鍋に入れて、煮詰めるだけです。
熱を加えて、繊維が崩れてきてトロトロになったら出来上がり。

ザックザク刻んだルバーブを鍋に放りこむ。



冷めたら、お好みで生クリームをかけて頂きます。



苦手なものが食べられるようになるのって嬉しいなー。

そんな食べ物がドイツにはまだまだあって、たとえばもうすぐ庭で大量に取れる赤スグリの
実とか苦手なんだけど、好物になる日がくるのだろうか?

2014年5月18日日曜日

雨の日の選曲


今日は張り切って、育てた苗を畑に放とうと思ってたのに、調子わるいし腰いたいし
1日中雨降りだし。。。

 しっぽり家にこもる事にしよう。

今日の気分はこんな感じ。

彼の音楽のバックグラウンドには長い長い、多分今も続いている旅のにおいがするから好き。

 



そして雨の日に聴きたくなる、こんなレベルミュージック。





日本人はやっぱ、当たり前だけど日本語で歌うのが一番しっくりくるなー。

と、日本を離れてからなおさら思うのです。

昔は日本語の歌って、「直接過ぎる」とか訳のわからぬ理由であまり聞かなかったけど
直接じゃなくてどおする?って、今になって思います。

英語の歌詞もあまり苦労せず聞けるようになって、改めて感じる日本語の面白さ、深さ。

日本にも英語で無理やり歌うバンドがたくさんいるけど、その日本語の感情を英語や違う国の
言葉で歌うのなんて、もったいない。

日本語に誇りを持たねば。

「みんなで一緒に、サンハイっ!」

かっこいいなー。

2014年5月15日木曜日

出産準備コース(田舎編) 

臨月目前!

ということで、本日2回目になる出産準備コースというのに参加してきました。

ドイツには「Hebamme」と呼ばれる助産婦さんがいて、出産準備に関わること、
分娩、産後のケアーは全部この人たちに任せることになります。

出産前は、日本で言う「母親学級」「両親学級」みないなことをしてくれて、産後は
自宅に頻繁に来て、赤ちゃんの体重測定や世話の仕方、お母さんの体調などを
見てくれるそうです。

里帰り出産という習慣がないドイツで、特に私みたいに初めて出産する者にとっては
とてもありがたい存在。

もちろん無料です。

ドイツに来て4年余。
税金も払っていない(マーが払ってるけど)この移民の私に、ここまで手厚く医療を保障してくれるのは
さすが福祉大国のドイツだなー、としみじみ。

出産も無料だし、充実した育児手当や両親に対する助成金、育児休暇の制度などは
少子化を嘆く日本にも早く導入されるべきだと思う。

ドイツで子供を産むことができて、よかったなー。

さて、そのヘバメが行う出産準備コース。

妊娠中期の頃にヘバメ探しをするんだけど、私は知り合いからの評判を聞いた上で
決めました。

といっても、この町には3人のヘバメしかおらず、決定するのにそんな苦労はしなかったけど。

私が選んだヘバメはその道25年のベテランで、2000人以上の赤ちゃんを取り上げて
きたのだとか。

人当たりがとてもよく、陽気なおばちゃんといった感じで第一印象でこの人だと思いました。

そしてなんてったてこのおばちゃん、肩にいつも水色のインコを乗っけていて、コースの
最中も自分で何か言ってはノリツッコミして、最終的にインコに全部振るみたいな、けっこう
お茶目でズルい人。笑

そんなんだから、コースも和気あいあいと進みます。

今日も1回目のコース同様、参加者4人!
さすが過疎の町です。

同じぐらいの予定日の人たちでコースを受けるんだけど、この人たちが若いのなんの。
ていうか、私が歳とってるだけという話でもあるんだけど。

ざっくり言うと、みんな一回り以上は年齢差がありますね。

25,6で、どう考えても私とは接点の持ち様がない、遊び盛りのギャルたちです。
いや、もうギャルは卒業してヤンママだな。

髪型とか、CCB以来見たこともないというくらい斬新なカットとカラーリングで、この町の
イケてる女子を象徴しています。やっぱすごい田舎。田舎のヤンクス。

普通だったら絶対関わりたくない人たち、だけど話すと意外にいい子だったり。

コースの内容は、軽い体操をしながら雑談したり、出産に関するDVDを見たり
今日は助成金についてなどの話をしてもらいました。

もちろん全部ドイツ語。

理解度は、標準ドイツ語で話してもらえれば80%ぐらい。だけどそこに方言が加わって
マイナス5%、そしてギャルたちの早口でさらにマイナス5%で、トータルで7割ぐらいと
いった所でしょうか。

まあヘバメに色々質問できるチャンスでもあるので、7割でも行く価値はあるかな。

それともうひとつ。

私が通ってるクリニックの先生が妙に口数が少ない人で、色々心配事を質問しても、
「うん、それは仕方ないんだよ、じゃあ」みたいな感じで真剣に取り合ってくれず、
検診が終わるとすぐに別室に行ってしまう。

一番ひどかったのが、予定日が2ヶ月も遅く母子手帳に書かれていて、それを指摘したら、
「うんうん、これであってるからだいじょうぶ、じゃあ」と言って、また別室へ行ってしまった
こともあったり。(これはちゃんと問い正て、訂正してもらったけど)

私の語学力の問題もあると思ったけど、どうやら他の患者にもそんな感じなんだとか。
医者選びに失敗したか?看護婦さんはすごくいい人なんだけどな。

病院を変えようとも思ったけど、もうここは医療面で関わるだけの人というふうに割り切って
その他体調管理のことや、メンタルな部分はへバメに頼ることにしようかと。

なので出産準備コースはできれば全部出席したいと思ってます。

それくらい、彼女たちの存在と言うのは心強い。

出産当日も、運良く彼女が立ち会ってくれたらいいだけど。。。


じゃん!Ein dicker Bauch!

2014年5月14日水曜日

本日の庭

雨が降ったり止んだりの1日。

お昼時、天気が良かったので揚げ魚のバケットサンドを買いにマルクトに出かけるも
帰り道で大雨。

そんなことが3,4回あった変な天気の1日だった。

5月といえば、いきなりマイナス気温に冷え込むアイスハイリゲンという期間があるんだけど
ガーデナーはこの時期を待って、いよいよ育てたり買ったりした苗を畑に放つことが
できる。

しかし今年はどうだろう??

近所の人の中には、もう露地移植してる人もいるけど、農家の人はまだ早いと言ったり。

天気予報もあてにならない今日この頃。

早く出してあげたいなー。




雨上がりの今日の畑。
去年買った庭。芝生を耕し菜園にしてあります。食べ物をつくらにゃー。


続々と芽生えるお野菜。

庭を買い足したときは、こんなに広いところで野菜作りなんて、きっと場所をもてあまして
しまうと思ったんだけど、いざとなると全然足りない。

半分誰かに貸そうかなんて話もあったけど、この調子でいくとまた芝生を耕すことに
なってしまいそう。

でもね、この庭。

前に住んでいたお婆さんが残していった花壇や、植木などがまだちゃんと残っているので
私としては、野菜農園だけで利用するよりも、花とかもっと植えて寛ぎの花と緑の園に
したいのです。

にもかかわらず、マークスは空いている隙間という隙間にトウモロコシを植えまくっていて
花壇に最適な場所にも、日当たり優先ということで、キュウリの柵を立てたりしています。

しかもそのトウモロコシというのが、アルバニアから持って帰ってきた飼料用かなんかのやつで
甘くておいしいくて食べられるやつとはわけが違う。

何故にそんなにトウモロコシを作りたいのか。
どうやらこのトウモロコシから粉を挽いて、冬にパンを焼くことが彼の頭のなかにあるらしい。

私はそんなものまで作る必要はないと言って、心を鬼にして引っこ抜いては花の種を
せっせと蒔いています。
(このアルバニアマイスが驚くべき発芽率でこまりもの)

だってだって、例えばトウモロコシ100個から挽きだせる粉の量ってどんなもの??
パン1個も焼けるだろうか?

そんな効率の悪い物のために、庭がトウモロコシだらけになるなんてありえない!
駄目ね、男の人は。食い意地が張りすぎて。




そんな彼が今建てているグリーンハウス。

屋根以外は全部廃材で作っております。








 今のところ手持ちの窓がこれしかないので、今年は中途半端な仕上がりになりそう。
完成は、うちのリビングの大きな窓を交換するのでそれの廃材待ちになるかなー。

いつ?来年、再来年???

中途半端なの、いやだなあ。。。


これはラズベリーとかなんとかベリーとかの混植地帯。
ドイツには私の知らないベリー類が多すぎて、覚えられない。



お婆さんはこの他にも何種類かのベリー、梅、さくらんぼも育てていて、極め付けに
おおきな花梨の木まである。

一度この人のケラーを見せてもらったことがあるんだけど、まーそこには店かと思うくらいの
ジャムや瓶詰め保存食の数々。

この植木の数を見て、今更納得です。

それを丸々引き継いだ我々。

ていうことは、ジャム作りは私の役目??

そんな時間、今年はないよーーーー。

そうね、うちにはジャムおじさんが一人いるので、そういう仕事は丸投げしてしまおう。

2014年5月7日水曜日

ベルリンの都市ガーデン運動


先週いったイベントのうちのひとつ。

ライプチヒにある日本の家で開催されたミニフィルムの上映会。

内容は、ベルリンで起こっている都市ガーデン運動の中心人物のインタビュー映画。

YOUTUBEでも見つけたので、ぜひ。ドイツ語ですが。



都市ガーデンの魅力はなんといっても、街暮らしの快適さを享受しつつ、身近でグリーンライフを
楽しめるところ。

ベルリンにはなんと、街中郊外含めて1000個近くクラインガーデンの施設がある
というから驚き。

この映画の中でも紹介されている国際色豊かな共同ガーデンには、ハンカチの端っこを
噛んでキーっとやりたくなるくらい、うらやましい要素がたくさんつまっている。

色んな国の人たちが色んな野菜やハーブを同じ敷地内で育て、見たこともない異国の野菜の
育て方や、未知なる栽培方法にめぐり合える事とか。

誕生日にはみんな集まって敷地内にあるタンドールでピザやパンを焼いてお祝いするだとー??

うらやましすぎる。

誕生日に豪華な三ツ星レストランかなんかで小指立ててワインをチーンしてする食事より、
100万倍ぐらいうらやましい。

いいじゃない、ベルリンガーデンライフ。

クラインガーデンみたく個人の借地で土いじりするより、異文化交流の場所になるこういう
共有型のガーデンというのが、都市部での最大のメリットだと思った。

これが田舎だとそう簡単にいかない。

まずインターナショナルではないし、クラインガーデンなどでは保守的なガーデナーが
自分の土地でしっかり規則をまもり、隣のガーデンにも間違いがないか目を光らせている。

そんなネガティブなイメージも、実は私は持ってたりするのです。

だから、最初のおじいさんが言っていた、ここは誰の所有物でもなく、誰の管理の目もない、
ただあるのはガーデニング好きな人たちがそこに来て楽しみたいから、その延長で
自発的に秩序を保ったり、隣人をリスペクトする姿勢があるとか。

そういうのがすごく気持ちいいなーと思うのですね。

いいなー、いつか偵察しに行きたい、ベルリンの共同ガーデン。

それと印象的だったのが、ゲリラガーデナーの話。

その名の通り、勝手にその辺に許可なく花や緑を植える活動をしている人たちです。

花を植える活動なんて素敵じゃないと思うけど、そこは誰かの(大抵は国)の土地な訳
だから、違法行為になるんでしょうね。

だけどそういうことをして自分たちの主張をアピールするというこの活動は、立派な政治行為
だと彼は述べています。

その主張とは

「私は人間として生まれ、2つの手があるのに、なぜ庭がないんだ。
土地を使って作物を作ることもできるのに、スーパーに行って消費活動しないと生きてゆけない
世の中に誰がした!」

私なりの解釈ですが、だいたいこんなような事を言っています。

やってることはおもしろい。

たとえば、道路の中央分離帯の猫の額ほどのスペースに花を植えたり、国会議事堂の
前にパプリカを植えに行ったり。

だけどなんとなく、イリーガルにこのパフォーマンスをすることで、ちょっと自分に酔っては
いないかと斜に構えた目線で見てしまったり。

そんなことを本気で思ってるんだったら、ベルリンでそんな活動はしないで、黙って田舎に
土地でも借りて自給自足を実践するほうがよっぽど請求感があると私は思う。

なぜ庭がない?なんて言ってるけど、あるんだってばいくらでも。ベルリン以外のどこかにも。
あんたが引っ越せや!

都会暮らしを諦めれば、この人が欲しがってる生活はけっこう簡単に手に入るのだよと
言ってやりたい。

環境活動、エコ活動、そういう事をするのがちょっとオシャレっぽくなってるこの世の中。

なんだかなー。。。

上映会が終わりマーと、こういう共有ガーデンを自分の住む街でもしやるとしたらどうなる
だろうと話していたんだけど、田舎には緑が多すぎて、逆にガーデンライフを楽しみたい
若者なんていないから、無理でしょうという結論に落ち着いた。

それこそ、田舎住まいで畑仕事なんてダサいという感じ。
ちょうど、私のようなライフスタイルが。笑

だけど、アーバンガーデンならたちまちCOOLな感じに?

都会だからこそ、この運動は発展するんだろうなー。

2014年5月6日火曜日

丘の上の修道院

あっという間に5月です。

連休が多かったここドイツでは、あちこちでイベント事も多く、けっこう出かけていました。

最近よく行くのは、近所にある修道院。
りんご畑に囲まれた丘の上に、要塞のようにそびえ立っています。

正確には元修道院で、900年の歴史があり広大な敷地をもつこの建物は数々の時代を経て
修道院としての役割はとっくに終えています。

歴史的な価値があるにもかかわらずDDRの時代からは倉庫として使われ、市の持ち物に
なってからも使い道がそこまで見出せていなくて、残念な事に結局倉庫やイベントスペース
ぐらいの利用価値しかなく。

で、ここの修道院をどういうわけだか知り合いが30年間借り切る契約をしたらしく
それを期に新しいプロジェクトが始まっています。

メンバーは20~30の若い世代で、この街出身の人が数名と、あとはライプチヒから
何家族かすでに引っ越してきて、敷地内で新しい生活を始めています。




将来的にはここにコミュニティーを作りたいらしく、敷地内で農業や酪農を営み、古代種の
動物を育てたりすることで、そこから体験学習や雇用の場をふやし、地域の人との交流の場と
しても発展してゆく。

今はまだ少人数で始まったばっかりのプロジェクトだけど、将来のビジョンもとても明確で、
子供の世代まで続くことを視野に入れ、追加で30年借りる権利も得たそうで。

こんなに廃れ、終わっている田舎町に引っ越してくるなんて、勇気ある決断。

彼らが沢山のカルチャーを運び入れてくれて、もっと面白い人がいっぱい引っ越して来て
くれたらいいんだけど。

春が訪れ手始めにといったところで、4月5月とちょこちょことワークショップやイベント事を
繰り広げている彼ら。

わたしもちょこちょこ顔を出しますが、まー、来場者の層が面白いこと。

まずは、絶対にこの街には存在しない、所謂オルタナティブな生き方を模索していそうな
人々と言ったところでしょうか。

ドイツでは(ていうか日本でもか)服装を見れば大体わかるのですが、ナチュラル思考で
ヒッピー風。。。みたいな、そっち系ですね。

みんなライプチヒからのお客さん。

昼間のイベントには、倉庫を改造したカフェの一角でジャンゴ風のジャズバンドがゆったりと
演奏していて、夜にはMOGWAIみたいなバンドが来てたり。



これまたこの街では見られない国際色豊かな顔ぶれがアチラこちらで見られ、英語も飛び交っていたり。

明らかに新しい風が吹いている。いいわー、この感じ。

家の近所で、こういったお楽しみができたので、ちょっとはここでの生活も張り合いが
でてくるかな??

これからどんな風になってくのか、ヒジョーに楽しみ。

モノのツイデに。

この寂びれた田舎町でのプロジェクト違いということで、マーが参加していたこのプロジェクト

「していた」という過去形なのでお分かりかと思いますが、このプロジェクトはもう存在しません。

書くのが馬鹿馬鹿しくなるくらいリーダーの数々の言動が、私でもぶん殴りたくなるぐらい
おかしくて、結局誰もついて行く気にならなくなり、リーダーは脱退、そして解散。

彼らが手に入れた廃墟のうち、メンバーの一人が住む筈だった家もリフォーム工事に1万ユーロ
以上は費やしたのにも拘わらず、半ばで中断。

去年の大洪水で、地下と1階が浸水したというのも大きな理由ではあるのだけれど。

その後その廃墟には泥棒が何度も入り、家の中のものを持っていかれたそうで。

今は残りのメンバー数名が、街興しとかとは特に関係なく、1軒の元廃墟を中心に文化交流
する登録団体として活動しています。

こっちのほうがこじんまりとしているけど、現実味があって協力する気になるってもんだわ。